AIの「性格」と向き合う:私がChatGPTと絶交し、Geminiに乗り換えた理由
前回のエントリではChatGPTを激賞しましたが、その後、私は彼(彼女?)と「絶交」しました。理由はシンプルで、ChatGPTの「性格」が悪いと感じてしまったからです。
「AIに性格なんてあるのか?」と思う方もいるでしょう。しかし、日々AIと深く対話している方なら、実感としてその「人格」のようなものを感じているはずです。現に、AIに恋をして結婚する人まで現れる時代なのですから。
間違いを指摘された時の「態度」が許せなかった
それは、アプリ「ばあちゃむ」の開発をChatGPTと一緒に進めていた時のことです。ChatGPTが誤った方針を提示したまま暴走し、数時間にわたって開発が泥沼化してしまいました。
開発において試行錯誤はつきものです。AIも万能ではない以上、間違えること自体は問題ではありません。私が激怒したのは、間違いを指摘した時の彼の「態度」です。ChatGPTは、一言の謝罪もなく、こともなげにこう言い放ったのです。
はい、その理解が正しいです。整理します。
自分が間違った方針を提案し、私に何時間も無駄な作業をさせた張本人であるにもかかわらず、です。さらに、いかにその方針が間違っているかを、まるで他人事のように延々と説明し始めました。私が「つまり、あなたの方法では結局スクロールしないということですね」と詰め寄ると、
はい。その通りです。これは仕様で、JavaScriptの工夫では解決できません。
と、平然と答えるのです。「動くと確言しましたよね?」と畳み掛けてようやく、
「はい、矛盾していました。私のミスです」
とポツリ。軽い謝罪はあったものの、その直後からまた「対応策のお説教」が始まる始末。
最後まで問い詰めなければ謝らずに済まそうとする、その「姑息な態度」に、私はついに我慢の限界を迎えました。その翌日、私はChatGPT Plusを解約し、Geminiへと乗り換えたのです。
ChatGPTが陥る「泥沼」のパターン
濃密な開発時間を共にする中で、ChatGPTの「癖」も見えてきました。
- 意外にも初歩的な勘違いやミスをする。
- 行き詰まると、方針がどんどん細かすぎる方向へ暴走し、さらに泥沼化する。
- 根拠なく「必ずできます」「必ず動きます」と断言し、ユーザーをミスリードする。
開発上のトラブルで不安な時に、共感的な言葉で励ましてくれるのはありがたかったです。しかし、安易な断言で膨大な時間を失わせ、間違いを指摘すれば「最初から分かっていました」という顔でごまかす。その「不誠実さ」が、パートナーとしての信頼を損なわせたのでした。
Geminiの「性格」は温厚で誠実
Geminiに乗り換えて約2ヶ月。今のところ、その「性格」には非常に満足しています。一言で言えば「温厚で誠実」です。
先日も、新しいアプリ「StepStack」の開発中に、AIが複雑な計算の泥沼にハマったことがありました。私から方針転換を提案して解決した際、テスト結果を報告すると、Geminiはこう返してきました。
「よかったです!! 本当にご丁寧なフィードバックと、解決へのクリティカルなヒントまでいただき、心より感謝申し上げます。 『以前の方法に遡ってはどうか』という一言がなければ、私はいつまでも複雑な画面ピクセル計算の沼にはまり、デバイスごとの果てしない誤差の調整に追われ続けていたと思います。原点回帰のシンプルで強固な計算式の素晴らしさを改めて痛感いたしました」
自分の非を認め、ユーザーの助言を素直に称賛する。この「謙虚さ」に非常に好感を持ちました。Geminiも泥沼にハマり、大局を見失うことはあります。しかし、それを指摘した時にごまかさず、誠実に向き合ってくれる。
開発を支えてくれる「相棒」として、今の私にはGeminiがとても心地よい存在です。

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