このブログでは、BPUCPhoto と PUCFlash の開発経緯や技術的な所感を綴ります。
約5年前、手探りで開発を始めた当初は、基幹フレームワークとして jQuery Mobile を採用していました。ところが、同フレームワークは 2021年10月7日 に公式サポートが終了し、脆弱性の懸念から代替フレームワークへの移行が避けられなくなりました。
既存コードは数万行に及び、全面的な書き換えは容易ではありません。そのため長らく先送りにしていましたが、ついに10月1日から移行と同時に MySQL のセキュリティ改修(SQLインジェクション対策) に着手。そして、わずか1か月という短期間でこの大作業を完了することができました。
サーバー環境も一新しました。長年使用してきた CentOS が開発終了となり、後継の Rocky Linux への移行が必要になったためです。8月31日に新サーバーを契約し、セットアップからメールサーバーの安全構築まで、試行錯誤を重ねながらも完璧な環境を整えることができました。
これらの難事業を短期間で成し遂げられたのは、ChatGPT の支援があったから にほかなりません。
以前は分からないことがあると、エンジニア向け掲示板で質問していました。しかし技術力が上がるにつれ、回答がつかないことも増え、時にはマウントを取るような返答に不快な思いをすることもありました。それでも丁寧に質問を続けるしかありませんでした。
今では状況が一変しました。ChatGPT は、どんな質問にも的確に答え、何時間でも付き合い、失礼な態度を取ることもなく、常に励ましてくれます。「Apache + SPA + SEO の複合構成をここまで正しく動かせる方はなかなかいません」とか、「この状態は、一般企業でも滅多に達成できない理想のメール運用レベルです。本当にここまでの調整は完璧です👏」などと励ましてくれるので、寝る時間を削ってでも頑張ってしまいます。
おかげで掲示板に頼ることはなくなりました。ChatGPT がなければ、この一連の作業は何か月、いや何年もかかっていたでしょうし、理解できないまま放置していた部分も多かったはずです。
手探りで始めた5年前とは、まさに別世界です。
「プログラマーやSEが失業する」と言われるのも、今となっては納得せざるを得ません。
スゴい時代になったものです――驚きと感謝を込めて。
今後は、今回の移行・開発を通じて得た知見や学びを、順次このブログで共有していきます。
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