ハマビシ

ハマビシ

撮影地:明石市大久保町谷八木(海岸)
兵庫県内では絶滅したが、近くの海岸で保護増殖中のものの種子が運ばれて生育したもののようである。

### 特徴
ハマビシは、ハマビシ科ハマビシ属の地を這うように生育する一年草である。
日本では主に本州から九州にかけての海岸の砂地に自生するが、自生地の減少により絶滅危惧種に指定されている地域が多い。
茎は基部から分岐して地面を伏して広がり、全体に白い絹状の毛が密生する。
葉は偶数羽状複葉で対生し、小さな長楕円形の小葉が並ぶ。
夏から秋にかけて、葉腋に径1cmほどの鮮やかな黄色の5弁花を咲かせる。
花後にできる果実は非常に硬く、5個の分果に分かれ、それぞれに鋭く硬い刺を持つ。
### 名前の由来
海岸(浜)の砂地に生育し、硬く鋭い刺を持つ果実の形状が、水草の「ヒシ(菱)」の実や忍者が用いる「撒菱」に似ていることに由来する。
### 同定上のポイント
- ゴウシュウハマビシ:全体的な形態や生育環境が似ているが、花が直径2〜4cm程度とハマビシ(直径約1cm)に比べて明らかに大型であることで区別できる。
- ヒシ:鋭い刺を持つ果実をつける点が共通するが、ヒシは池や沼に生育する浮葉性の水生植物であり、海岸の砂地に生育するハマビシとは生育環境が全く異なる。
- ハマササゲ:海岸砂地を匍匐して黄色の花を咲かせる点が似ているが、マメ科であり3出複葉を持つ点や、細長い豆果をつける点で容易に区別できる。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ バラ類 (Rosids / Superrosids) ➔ 真正バラ類 I / ファビズ (Fabids) ➔ ハマビシ目 (Zygophyllales) ➔ ハマビシ科
学名Tribulus terrestris L.
ハマビシ目
ハマビシ科
別名
分類在来種
外来種備考
タイプ1年草
花の色黄色
開花時期7月~10月
備考兵庫県レッドリスト:絶滅、環境省レッドリスト:絶滅危惧ⅠB類 (EN)

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