キッコウハグマ

キッコウハグマ

撮影地:宝塚市西谷地区

キッコウハグマ

3つの小花からなる頭花。
花びらが15枚の1つの花に見える。
撮影地:宝塚市西谷地区

キッコウハグマ

閉鎖花の自家受精による種子
撮影地:宝塚市西谷地区

### 特徴
キク科モミジハグマ属の多年草。
山地の林内や林縁に生育し、草丈は10〜40cmになる。
葉は互生し、特徴的な五角形で、掌状に3〜5裂する。葉の基部は心形になり、両面に毛があり、縁には粗い鋸歯がある。
9月から11月頃に、茎の先に白色の頭花をまばらにつける。
小花3個からなる頭花をつける。小花の花弁は5裂するので、頭花は15枚の花弁からなる1つの花に見える。
開放花をつけることもあるが、開花せず受粉する閉鎖花をよく付ける。
### 名前の由来
「ハグマ」は、花がチベットなどで作られる「白熊(はぐま)」と呼ばれる飾りに似ていることから。「キッコウ」は、五角形の葉が亀の甲羅=亀甲(キッコウ)にみえることから。
### 同定上のポイント
- モミジハグマ:キッコウハグマの葉が五角形に深く3〜5裂するのに対し、モミジハグマの葉はより浅く、丸みを帯びたモミジ状に3〜5裂する点で区別できる。また、キッコウハグマの頭花がまばらにつくのに対し、モミジハグマは頭花をやや密につける傾向がある。
- タイワンモミジハグマ:葉の形はキッコウハグマに似て深く裂けるが、タイワンモミジハグマの葉はより深く切れ込み、さらに不規則な鋸歯が目立つ。また、タイワンモミジハグマは主に南西諸島に分布する点で、本州、四国、九州に分布するキッコウハグマと区別される。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ キク類 (Asterids / Superasterids) ➔ 真正キク類 II / カンパニュラズ (Campanulids) ➔ キク目 ➔ キク科
学名Ainsliaea apiculata Sch.Bip.
キク目
キク科
別名
分類在来種
外来種備考
タイプ多年草
花の色白色
開花時期9月~11月
備考

写真一覧

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掲示板

  • この植物、花だけでなく、種の状態も美しいですね。
    同じ11月で花の状態と種の状態がありますね。
    これは、2016年と2024年の気候変動が影響しているのでしょうか?
    (岩ちゃん 2025-11-02 11:07:37)
  • キッコウハグマは、閉鎖花をよく付けます。閉鎖花とはつぼみのような状態のまま開かない花です。閉鎖花を付ける花は、スミレ、センボンヤリ、オニバス、カタバミなどがあります。閉鎖花は開かないのですが、虫の助けなしに自家受粉で実を結びます。子孫を確実に残す手段と考えられます。キッコウハグマは、解放花より先に受粉し実を結ぶので、解放花の開花と種子の放出がほぼ同時になることもあります。JRの新三田駅から有馬富士公園に向かうハイキング道にキッコウハグマがたくさん咲くところがあるらしい(私はまだ見に行ったことがありません)のですが、10月6日にクマが出たとのこと。
    (らんじろう 2025-11-06 21:29:55)