リョウブ

### 特徴
リョウブは山地に自生する落葉小高木である。
樹皮は薄く剥がれ落ちて滑らかになり、幹に独特の斑紋模様ができる。
葉は枝先に集まって互生し、倒卵状長楕円形で縁には鋭い鋸歯がある。
夏になると枝先に芳香のある白い小花を密につけた長い総状花序を伸ばす。
若葉は食用となり、古くから救荒植物として利用された歴史を持つ。
### 名前の由来
飢饉に備えて葉を採集・保存することを法令(令法)で指示したことに由来し、「令法(りょうぶ)」の名がついたとされる。
### 同定上のポイント
- ナツツバキは樹皮が剥がれ落ちて滑らかな斑紋状になる点が非常に似ているが、ナツツバキは径5cmほどの大きな白花を単生させるのに対し、リョウブは小さな白花を長い総状花序に多数つける。また、リョウブの葉は鋸歯が鋭く枝先に集まってつく。
- ヒメシャラも滑らかな樹皮を持つが、花は葉腋に単生し、葉の鋸歯は浅く目立たない。これに対し、リョウブは明瞭な総状花序を伸ばし、葉の鋸歯が非常に鋭い。
- サルスベリは滑らかな幹を持つ点が似るが、葉が全縁(鋸歯がない)で対生状につくのに対し、リョウブの葉には鋭い鋸歯があり枝先に輪生状に集まってつく。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ キク類 (Asterids / Superasterids) ➔ ツツジ目 (Ericales) ➔ リョウブ科
学名Clethra barbinervis Siebold et Zucc.
ツツジ目
リョウブ科
別名ハタケナ
分類在来種
外来種備考
葉のつき方互生
タイプ落葉広葉
樹高小高木
花の色
開花時期7月~8月

写真一覧

7
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