マルバベニシダ

マルバベニシダ

湿原入口~第1湿原

### 特徴
暖地の山林下や林縁などのやや湿った場所に生育する常緑性のシダ植物である。
葉柄は長さ20〜40cm程度で、基部には黒褐色から濃褐色の光沢がある披針形の鱗片が密生する。葉身は2回羽状複葉で、全体として広披針形から卵状長楕円形となる。小羽片は長楕円形で先が丸く(円頭)、縁には浅く鈍い鋸歯がある。春に出る新葉は赤褐色を帯びることが多いが、ベニシダほど鮮やかな紅色にはならない場合もある。胞子嚢群(ソーラス)は小羽片の中肋と辺縁の中間につき、円腎形の包膜に覆われる。
### 名前の由来
小羽片の先端が丸みを帯びている形状から「丸葉(マルバ)」の名が付き、新芽が赤褐色に染まるベニシダの仲間であることに由来する。
### 同定上のポイント
- ベニシダ: ベニシダは小羽片の先端が尖るかやや鈍頭になるのに対し、マルバベニシダは小羽片の先が明らかに丸みを帯びる(円頭)点で区別できる。また、マルバベニシダの方が葉柄基部の鱗片がより黒褐色を帯びる傾向がある。
- オオベニシダ: オオベニシダは最下羽片の基部後側(下向き)の第1小羽片が著しく伸長し、葉全体の基部が幅広くなるのに対し、マルバベニシダは下向きの第1小羽片があまり伸長せず、小羽片の先端が丸い。
- トウゴクシダ: トウゴクシダは小羽片の縁に鋭い鋸歯があり、羽軸や小羽軸の基部に淡褐色の袋状鱗片が目立つが、マルバベニシダは小羽片の鋸歯が鈍く、葉全体の印象も丸みを帯びている。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ シダ植物 / 大葉シダ類 (Polypodiopsida) ➔ ウラボシ目 (Polypodiales) ➔ オシダ科
学名Dryopteris fuscipes C.Chr.
ウラボシ目
オシダ科
別名
分類在来種
外来種備考
タイプ多年草
花の色
開花時期
備考

写真一覧

7
  • 2026-07-18
     
  • 2026-07-18
     
8
  • 2025-08-17
    湿原入口~第1湿原
  • 2025-08-17
    湿原入口~第1湿原

掲示板