### 特徴
本州(関東地方以西)、四国、九州の山地の岩場などに自生する落葉低木。庭木や公園樹、生垣として全国で広く植栽されている。
春の芽吹きとほぼ同時に、前年枝の節から散形花序を出し、純白色で長さ7〜8mmほどの壺形をした小花を多数吊り下げるように咲かせる。
葉は枝先に輪生状に集まって互生し、長さ2〜5cmの倒卵形で、縁には微細な鋸歯がある。
秋の紅葉が非常に美しく、葉が鮮やかな深紅色や朱色に染まる。萌芽力が強いため刈り込みによく耐え、玉仕立てや生垣に仕立てやすい。
### 名前の由来
枝分かれする様子が、かつて夜間の照明に用いられた「結び灯台(むすびとうだい)」の脚の形に似ていることから「トウダイツツジ」と呼ばれ、それが転訛して「ドウダンツツジ」になったとされる。
漢字の「満天星」は、満開の白い花を夜空に輝く無数の星に見立てた中国の漢名に由来する。
### 同定上のポイント
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サラサドウダン:花は鐘形で淡い黄白色地に紅色の縦条(筋)が入り、枝先に総状に垂れ下がるのに対し、ドウダンツツジは花が純白色の壺形である。
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ベニドウダン:花が濃紅色で、花冠の先端が細かく裂けてギザギザになるのに対し、ドウダンツツジは花が純白色で、先端が浅く5裂して外側に反り返る。
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アブラツツジ:花は淡い黄緑色から緑白色で小型であり、純白色の花をつけるドウダンツツジとは花色で容易に区別できる。また、葉裏の主脈基部に褐色の毛が密生する点も異なる。