### 特徴
オシダ科に属する常緑性の大型シダ植物である。山地の林床や沢沿いの斜面などに生育する。
葉は根茎から束生し、葉身は広披針形から卵状披針形で、長さは50cmから100cmに達することがある。
葉は2回羽状複葉から3回羽状深裂で、小羽片の縁には芒状に突き出る鋭い鋸歯があるのが特徴である。
葉柄や葉軸、中軸には密に鱗片がつき、特に葉柄基部の鱗片は光沢のある赤褐色で、卵形から広披針形をしている。
ソーラスは小羽片の中肋と辺縁の中間につき、円腎形の包膜に覆われる。
### 名前の由来
「オオ」は、同属の
イタチシダに比べて全体的に大型であることに由来する。
「イタチシダ」は、葉柄や葉軸、中軸に密生する鱗片が、イタチの毛並みに似ていることから名付けられたとされている。
### 同定上のポイント
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イタチシダ:オオイタチシダよりも全体的に小型で、葉質もやや薄い傾向がある。小羽片の鋸歯はオオイタチシダほど鋭く芒状にはならないことが多い。また、葉柄基部の鱗片はオオイタチシダほど密生せず、光沢も少ない。
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サイゴクイタチシダ:オオイタチシダに似るが、葉がより細長く、葉軸や小羽片の裏面につく鱗片がオオイタチシダよりも疎らである。小羽片の先端はより鋭く尖るが、鋸歯の芒はオオイタチシダほど目立たないことがある。
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ヒメイタチシダ:オオイタチシダよりはるかに小型で、葉質は薄く草質である。葉柄や葉軸の鱗片は膜質で、オオイタチシダのような厚く光沢のある鱗片ではない。小羽片の鋸歯もオオイタチシダのように鋭く芒状になることはない。