### 大きさ
体長は31〜48mm程度(腹長23〜36mm程度)で、日本産イトトンボ科の中では中型からやや大型であり、体つきもやや太めである。
### 成虫の出現時期
5月中旬〜10月頃にみられ、初夏から盛夏にかけて個体数が多くなる。
### エサ
成虫は飛翔するユスリカやハエ類、カ、小蛾類などの小型昆虫を捕食する。幼虫(ヤゴ)はミジンコやボウフラ、アカムシなどの小型水生生物を捕食する。
### 同定上のポイント
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リュウキュウキイトトンボ: 形態や色彩が非常に酷似するが、本種は本州から九州(および周辺離島)に分布するのに対し、リュウキュウキイトトンボは奄美群島以南の南西諸島に分布するため、採集・観察地域によって容易に区別できる。また、雄の尾部下付属器の形状等にも微細な差異がある。
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ベニイトトンボ: 同属で体形や大きさが似ているが、ベニイトトンボの雄は腹部が鮮やかな赤色から橙赤色であるのに対し、キイトトンボの雄は鮮やかな黄色であるため容易に識別できる。雌同士も、ベニイトトンボは赤褐色を帯びるのに対し、キイトトンボは黄緑色から黄褐色である点で区別できる。
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モートンイトトンボ: 腹部に黄色みを帯びるが、本種よりも明らかに小型で華奢である。モートンイトトンボの雄は胸部背面に4つの緑色斑があり、腹部背面大部分が黒褐色であるのに対し、キイトトンボは胸部が一様に黄緑色で腹部背面も黄色であることから明瞭に区別できる。
### その他
平地から丘陵地にかけての抽水植物が豊富に繁茂する湿地、休耕田、ため池などに広く生息する。
雄は胸部が鮮やかな黄緑色で、腹部が鮮やかなレモンイエロー(黄色)をしており、野外でも非常によく目立つ。雌は全体的に淡い黄緑色から黄褐色を帯びる。
飛翔力は弱く、草の間を縫うようにふわりふわりと低空を緩やかに飛ぶ。成熟した雄は草の葉先などに静止して縄張りを形成する。