### 特徴
ヨーロッパ原産の1年草または多年草で、川や池の土手、畑地、芝生地、道端などに生える。
日本には江戸時代末期に渡来したといわれ、日本全土に帰化している。
葉はすべて根生葉で、水平から斜め上に放射状に伸ばす。葉身は細長いへら状で細長く、長い毛がある。葉縁は低い波状の鋸歯があり、しばしば縮んで波を打つ。
花は4月~8月に咲き、花茎の高さは20~70cmになり、褐色の穂状花序をつける。花序の長さはオオバコよりも短く、径7~ 15mm 、長さ2~8cmで、はじめ円錐形で後に円柱状となる。穂には小さな花が密生しており、下から上へと次々に咲き上がっていく。穂の周りに細い糸のようなものが長く突き出して、白い輪のように目立つのはおしべである。その先端には、淡紫色から淡黄白色の葯が目立つ。
花粉は風で運ばれる風媒花で、花粉症の原因植物のひとつといわれている。
ヨーロッパでは、ハーブとして食用や薬用に利用されている。
### 名前の由来
オオバコのなかまの植物で、細長いヘラ型の葉をつけることから
### 同定上のポイント
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オオバコ:葉が卵形から広卵形と幅広く、花序は細長い穂状になる。ヘラオオバコは葉が細長いヘラ形であり、花序が短く太い円柱状で白いおしべが輪状に目立つ点で明確に区別できる。
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ツボミオオバコ:葉は線形から狭披針形で、花弁が閉じ気味で雄しべが外に大きく突き出ない。ヘラオオバコは長い雄しべが穂の周囲に白い輪を作って目立つ。
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エゾオオバコ:葉が線形から狭披針形で、株全体に白く柔らかい絹毛が密生する。ヘラオオバコは葉がへら形で、株全体が絹毛で覆われることはない。