### 特徴
中国、朝鮮半島などに自生するモクレン科モクレン属の落葉小高木である。日本の深山に自生するオオヤマレンゲの基本種(母種)にあたり、庭木や茶花として日本国内でも広く栽培されている。
初夏に、枝先に芳香のある径7〜10cmほどの白い花を下向きから横向きに咲かせる。花弁は通常6枚で、中心部にある多数の雄しべの葯が鮮やかな濃紅色〜赤紫色を呈するのが大きな特徴である。葉は互生し、広倒卵形から長楕円状倒卵形で、裏面には淡褐色の軟毛が生える。秋には袋果が集まった集合果が熟し、裂開して赤い種子を垂らす。
### 名前の由来
深山に咲くハスの花(蓮華)に例えられた「オオヤマレンゲ(大山蓮華)」に似ており、その葉が一回り大きいことに由来する。
### 同定上のポイント
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オオヤマレンゲ:花の外観は非常によく似ているが、本種(オオバオオヤマレンゲ)の雄しべの葯が鮮やかな赤紫色〜濃紅色であるのに対し、オオヤマレンゲの葯は黄白色〜淡黄色である点で容易に見分けられる。また、本種の方が葉が一回り大きく、樹勢も強い傾向がある。
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ウケザキオオヤマレンゲ:オオヤマレンゲ類とホオノキの交雑種であり、花が横向きから上向き(受咲き)に開花する点で、下向きから横向きに咲く本種と区別できる。また、葉や花全体が本種よりもさらに大型である。