### 特徴
マメ科ソラマメ属の越年草であり、本州から沖縄にかけての道端や畑地、荒地などに広く自生する。
茎は四角形で蔓状に伸び、他の植物に巻きつきながら成長する。
葉は羽状複葉で、先端は巻きひげに変化している。
春になると葉腋に淡紅紫色の小さな蝶形花を1〜3個咲かせる。
果実は細長い莢状で、熟すと黒く変色してねじれ、内部の種子を勢いよく弾き飛ばす。
### 名前の由来
小葉の先端が浅く凹み、弓矢の矢筈(やはず)に似た形状をしていることに由来する。
別名の「カラスノエンドウ」は、熟した莢が黒く変色する様子をカラスに見立てたことや、近縁種のスズメノエンドウよりも大型であることに由来する。
### 同定上のポイント
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スズメノエンドウ:花や果実が非常に小さく、淡青白色の花を付ける。果実に細かい毛が密生し、中に種子が2個しか入らないのに対し、ヤハズエンドウは花が大きく(1.2〜1.8cm)、無毛の莢の中に多数の種子をつける。
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カスマグサ:ヤハズエンドウとスズメノエンドウの中間的な形態を持ち、花は淡紫色で小さく、1つの花柄に1〜2個の花をつける。莢の中の種子は通常4個であり、ヤハズエンドウより全体的に小型である。
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ハマエンドウ:主に海岸の砂浜に生育し、葉が厚く革質でやや粉白色を帯びる。花は青紫色で大きく、小葉の先端が矢筈状に凹まない点で区別できる。