### 特徴
ヨーロッパ原産で、北海道の札幌市に導入され、全国に広がった(札幌農学校のアメリカ人教師ウィリアム・ブルックスが野菜として持ち込んだという説がある)。
道端、空地、畑地、牧草地、芝生地、樹園地、川岸などに生え、太い直根があり葉はすべて根元から放射状に出て,様々な程度に羽状に裂ける。
花茎は中空で葉をつけず、頂部に鮮黄色の直径35~45mmの頭花を1個つける。
在来のタンポポ類と違って、開花時に総苞外片が反り返る。
総苞外片、内片ともに、先端に角状突起はない。
そう果は長さ2.5~4mm で灰褐色から茶褐色をしている。
花は舌状花だけからなり、日本在来種のタンポポよりも多い。花は、ほぼ一年中見られる。
葉や茎を切ると白いゴム質の乳液が分泌され、これによって虫に食べられるのを防いでいると考えられている。
有性生殖を行う2倍体と無融合生殖を行う3倍体があり、他に4倍体と6倍体も確認されている。日本に定着しているセイヨウタンポポは大部分が3倍体で、単為生殖で種子をつけるが、2倍体の侵入も確認されている。
セイヨウタンポポやアカミタンポポについてはヨーロッパでは多数の種を含む節レベルの分類群として扱われており、実際は複数の種が含まれている可能性が高いといわれている。
### 名前の由来
西洋(ヨーロッパ)から日本へ渡来したタンポポであることに由来する。タンポポの語源については諸説あり、花の形が綿を丸めて布で包んだ「たんぽ(短穂)」に似ていることから「たんぽ穂」となったとする説や、茎を裂いて水につけると鼓の形に反り返ることから、鼓の音(タン・ポン・ポン)に由来するという説などがある。
### 類似種
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アカミタンポポ:同じく外来種で開花時に総苞外片が反り返るが、そう果(種子)が赤褐色から暗赤褐色になる点で、そう果が灰褐色からオリーブ褐色であるセイヨウタンポポと区別できる。また、葉の裂片がより細かく尖る傾向がある。
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カンサイタンポポ:在来種であり、頭花がセイヨウタンポポより一回り小さく、開花時でも総苞外片が反り返らずに直立または斜上する点で区別できる。