### 特徴
南アメリカ(ブラジル、ボリビア、アルゼンチン)原産の落葉低木で高さ0.5~2mになり、園芸用に日本に持ち込まれたものが道端、河川敷、海岸などに野生化している。
現在も園芸植物として流通している。
花は朝開いて夕方にしぼんでしまう一日花で、花が開かずに実をつける閉鎖花(ガクより花弁が短い)もある。
花は枝先に単生し、ムクゲに似て直径4~6cmと小型。
花弁は5個で白色、中心部が赤色、裏に赤色の筋がある。
### 名前の由来
葉が矢じりの形をしたボンテンカ(インド原産のアオイ科の植物)のような花をつける植物ということで、「矢の根梵天花(ヤノネボンテンカ)」と名づけられた。
別名のタカサゴフヨウは、台湾経由で入ってきたということで、台湾を意味する「高砂」の芙蓉(フヨウ)のような花という意味。
### 同定上のポイント
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ボンテンカ:葉は広卵形で浅く3~5裂し、ヤノネボンテンカのような矢じり形にならない。また、花弁の裏面に明瞭な赤い筋が入らない。
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ムクゲ:花が直径5~10cmと大きく、葉は菱状卵形で3裂し、基部が矢じり状に張り出さない。
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フヨウ:花が直径10~15cmと非常に大きく、葉も大型で掌状に浅裂し、矢じり形にならない。