### 特徴
ヨーロッパ原産の2年草で、高さは10~30cmになり、畑地や道端に生えている。
植物全体に軟毛がはえていて、茎は枝分かれして横に広がる。
イヌノフグリより大きくオオイヌノフグリより小さな薄紫色の小さな花をつける。
日本では北海道~沖縄に帰化しているが、関東地方から西に多く見られる。
### 名前の由来
幕末に日本で植物採集をしたフランス人のサヴァチェとその採集品を研究したフランシェによって1875年に書かれた日本植物誌に長崎で採集されたものが記載されていたが、長い間実物が見つからず1937年になって長崎で採集された標本が発見されたことから、この二人の名前をとって名づけられた。
### 同定上のポイント
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オオイヌノフグリ:花は直径8〜10mmと大きく鮮やかな青色で、花柄が葉よりも長く伸びる。これに対してフラサバソウは花が直径3〜4mmと小さく淡い青紫色で、花柄が短く葉に隠れるように咲き、植物全体に長い軟毛が密生する点で区別できる。
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イヌノフグリ:花は淡い紅紫色で小さく似ているが、イヌノフグリは花柄が葉柄と同長かそれ以上に伸びるのに対し、フラサバソウは花柄が非常に短い。また、フラサバソウは全体に毛が多く、果実(蒴果)にも長い毛が密生する点で異なる。
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タチイヌノフグリ:茎が直立して立ち上がり、花は濃い青色で葉腋にほぼ柄がなく密着してつく。フラサバソウは茎が横に倒れて広がり、全体に軟毛がふさふさと生えている点で識別できる。