### 特徴
南アフリカ原産のキョウチクトウ科の多年草、あるいは常緑低木である。日本では耐寒性が低いため、主に春蒔きの一年草として栽培される。
夏から秋にかけて、うつむき加減に咲く白い小さな花を多数つける。花後に形成される果実は、径5cm程度の球形に近く、内部が空洞となって風船のように大きく膨らむ。果実の表面には柔らかい刺状の突起が密生する。
果実が熟して乾燥すると裂開し、内部から絹糸状の綿毛をつけた種子が飛び出し、風に乗って散布される。ユニークな果実の姿から、生け花やドライフラワーの鑑賞用として親しまれている。
### 名前の由来
果実が風船のように丸く膨らむことと、種子に付く綿毛を「唐綿(海外から渡来した綿)」に見立てたことに由来する。
### 同定上のポイント
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ハリトウワタは、同じく風船状で刺のある果実をつけるが、本種の果実が球形から丸みを帯びた卵形であるのに対し、果実の先端がくちばし状に細長く尖る点で区別できる。
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トウワタは、花が赤や橙色で非常に目立ち、果実は風船状に膨らまず細長い筒状になるため容易に区別できる。
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フウセンカズラは、果実が風船状になるが、巻きひげをもつつる性植物であり、果実の表面に刺状の突起がない点で異なる。