### 特徴
匍匐性の常緑多年草である。
草丈は低く、地面を這うように広がり、密なマット状のグランドカバーを形成する。
葉は対生し、楕円形からへら形で、縁には不明瞭な鋸歯があるか、ほとんどない。
初夏から秋にかけて、小さな白い花が密集した直径1cm程度の球状または半球状の花序を形成する。
花の中心部は黄色く、次第に褐色に変化する。
非常に強健で乾燥や踏圧に強く、斜面緑化や芝生の代わりとしても利用される。
### 名前の由来
「ヒメ」は、近縁種の
イワダレソウに比べて全体的に小柄であることに由来する。
「イワダレソウ」は、岩を垂れるように地面を這い広がる生態にちなんで名付けられたものである。
### 同定上のポイント
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イワダレソウ - ヒメイワダレソウはイワダレソウに比べて全体的に小ぶりであり、葉の大きさや花序の直径がやや小さい。
- 葉の縁の鋸歯がイワダレソウよりも目立たないか、ほとんどない傾向がある。
- 花の中心部の黄色みがヒメイワダレソウの方がはっきりしていることが多い。
- ヒメイワダレソウは不稔性であることが多いが、イワダレソウは種子を形成する。
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リッピア - リッピアは、ヒメイワダレソウの園芸品種や改良種として流通しているものが多く、両者は非常に似ており、見た目での区別は困難な場合が多い。
- 一般的にリッピアとして販売されているものは、ヒメイワダレソウよりもさらに生育が旺盛で、耐寒性や耐暑性が強化されている品種が多い。
- 花の色にピンクがかった品種が存在することがある点で、白い花が基本のヒメイワダレソウと異なる場合がある。