### 特徴
野菜として栽培され食べられている植物であるが、川や池の土手、畑地、道端に普通に生えている。
日本の本州、四国、九州と、中国、インド、パキスタンに分布する。日本の野生で見られるものは、弥生時代に渡来し栽培されていたものが野生化したという説と、元々自生していたという説があり、よく分かっていない。
全草が強く臭い(ニラ臭)、根茎がある。葉は線形で長さ20~30cm、幅3~6mmの扁平、先が鈍く尖る。
8月~9月に高さ30~50 cmの花茎を出し,茎の頂に白色の小さな花を半球状散形花序につける。
### 名前の由来
古事記では「加美良(かみら)」、万葉集では「久々美良(くくみら)」、正倉院文書では「彌良(みら)」と呼ばれており、平安時代末期頃に「ミラ」が「ニラ」に変わったといわれている。
### 同定上のポイント
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スイセン:葉の形状が酷似しており誤食事故が非常に多いが、スイセンの葉を揉んでもニラ特有の強い臭気がない。また、スイセンの葉はニラよりも厚みがあって硬い。
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ハナニラ:葉を揉むとニラに似た匂いがするが、春に1本の茎に対して1個の星型の花を咲かせるのに対し、ニラは晩夏から秋にかけて花茎の頂に小さな白花を多数咲かせる。
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イヌサフラン:春に出る葉がニラに似ているが、揉んでもニラ臭がない。また、葉はニラよりも幅が広く厚手で大型である。