### 特徴
海岸の砂浜や岩場に自生するツルナ科の多年草である。
茎は太く肉質で、地面を這うように枝分かれして広がる。
葉は厚みのある肉質で、三角状卵形から菱形をしており、表面には水滴のように見える細かな突起(腺毛)が多数存在するため、やや白っぽくざらついた質感を呈する。
花期は春から秋にかけてで、葉の脇に黄色い小さな花を咲かせる。花弁はなく、4〜5裂した萼片が黄色く花弁状に開く。
果実は堅く、角状の突起を持つ特異な形状をしており、海水に浮いて運ばれる。
若葉や芽はクセが少なく食用となり、栽培されることもある。
### 名前の由来
茎が蔓(ツル)のように地を這って伸びることと、食用になる菜(ナ)であることに由来する。
### 同定上のポイント
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ハマスベリヒユ:海岸の同所に生育し、茎が地面を這い肉厚な葉を持つ点が類似するが、ハマスベリヒユは茎が赤紫色を帯び、花が鮮やかな赤紫色(ピンク色)であるのに対し、ツルナは茎が緑色で花が黄色である点、およびツルナの葉が明瞭な三角状菱形をしている点で見分けられる。
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スベリヒユ:同じく肉厚な葉を持ち黄色の花を咲かせるが、スベリヒユは茎が赤みを帯びて滑らかであり、葉は小ぶりなへら形〜倒卵形である。ツルナは葉が三角状菱形で表面に細かな突起があり、ざらつく点から区別できる。