### 特徴
ケラトテカ・トリロバは、ゴマ科ケラトテカ属に分類される一年草または短命な多年草である。南アフリカ原産であり、特にアフリカ南部から東部の乾燥した荒地や路傍に広く自生している。その名の通り、特徴的な角状の果実を持つことで知られている。観賞用として栽培されることもあるが、日本ではまだ珍しい植物である。
### 名前の由来
- 属名「ケラトテカ(*Ceratotheca*)」は、ギリシャ語の「keras(角)」と「theke(鞘)」に由来し、果実が角状の突起を持つことにちなむ。
- 種小名「トリロバ(*triloba*)」は、ラテン語で「三裂の」を意味し、葉がしばしば三裂することに由来するが、必ずしも常に三裂するわけではない。
### 同定上のポイント
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ゴマ ケラトテカ・トリロバはゴマと同じゴマ科に属し、花形も似ているが、ケラトテカ・トリロバの葉はしばしば浅く三裂し、表面に粘着性のある腺毛を持つ点が異なる。また、果実には特徴的な角状の突起があるのに対し、ゴマの果実は長楕円形の蒴果で、突起はない。
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ゴマノハグサ ゴマノハグサはゴマノハグサ科であり、ケラトテカ・トリロバとは科が異なる。ゴマノハグサは花が小さく、花冠の形もケラトテカ・トリロバの筒状花とは異なり、唇形花に近い。また、ケラトテカ・トリロバの特徴である粘着性の腺毛を持つ葉や角状の果実を持たない。
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キンギョソウ キンギョソウもゴマノハグサ科(旧分類)であり、花形がやや似ているが、キンギョソウの花は筒状ではなく、金魚の口のような独特の形をしている。葉も披針形で鋸歯がある点は似るが、粘着性の腺毛はなく、果実も角状の突起を持たない。