### 特徴
湖沼、ため池、小川、用水路、水田、湿地などに生える多年生の水生または湿生植物で、高さは10~80cmになる。
日本の北海道~沖縄と、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジア、インド、サハリン、オーストラリアに分布する。
特有の香気があって食用に利用され、昔から栽培もされてきた。「春の七草」のひとつで、七草粥に入れられる。独特の風味は、和え物やおひたし、鍋物、汁物など様々な料理に利用され、特に冬から春にかけての旬の時期には重宝される。
野草であるセリを摘んで食用にしたことは『万葉集』の和歌の中に見られ、栽培された最も古い記録としては、平安時代の『延喜式』に記載が見られる。
### 名前の由来
競り合うように群生していることから
### 同定上のポイント
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ドクゼリ:セリは羽状複葉で小葉の縁に鋸歯があり、根はひげ状である。一方、ドクゼリは2~3回羽状複葉で小葉は細長く、根元がタケノコ状に肥大した毒性の強い地下茎を持つため、根の形状で容易に区別できる。
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ミツバ:セリは複数の小葉からなる羽状複葉であるのに対し、ミツバは3枚の小葉からなる三出複葉であるため、葉の構成で区別できる。
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オオゼリ:セリよりも全体的に大型で、高さが1mを超えることもあり、葉の小葉の切れ込みがより深い傾向がある。