### 大きさ
全長約26cmから27cmで、ムクドリよりわずかに大きい。
### 季節・分布
外来種として留鳥。
中国南部、インドシナ半島、台湾などに自然分布する。日本では飼育個体が逃げ出して野生化し、神奈川県や兵庫県、大阪府、九州北部などの平野部を中心に定着・繁殖している。
### 環境
平野部の農耕地、河川敷、草地、市街地、住宅街、公園などに生息する。
### 行動
単独または番い、小さな群れで行動することが多い。
地面を歩きながら昆虫類や果実、草の種子などを採食する雑食性である。
電線や建物の屋上、樹上によく止まり、繁殖期には建物の隙間や樹洞、電柱の配管などに営巣する。非繁殖期には集団でねぐらをとることもある。
### 形態
雌雄同色である。
全身が光沢のある黒色で、額には前方に突き出た特徴的な冠羽がある。嘴と脚は象牙色から淡黄色、虹彩は黄色から橙黄色である。
初列風切の基部に大きな白斑があり、翼を広げて飛翔した際には漢字の「八」の字のように見える鮮やかな白斑が目立つ。尾羽の先端にも細い白色部がある。幼鳥は冠羽が短く、体色が褐色みを帯びる。
### 鳴き声
「キュルキュル」「チョチョチョ」など澄んだ大きな声で複雑にさえずるほか、物真似も得意とする。
### 同定上のポイント
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ムクドリ: 全身が灰褐色で頬に白色部があり、嘴と足が鮮やかなオレンジ色であるのに対し、ハッカチョウは全身が黒色で額に冠羽があり、飛翔時に翼に明瞭な大きな白斑が出る点で識別できる。
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モリハッカ: 額の冠羽がほとんどなく、眼の周囲に黄色い裸出部があるのに対し、ハッカチョウは額に発達した冠羽があり、嘴が白っぽい点で区別できる。
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ハシボソガラス: 全身が黒色であるが、ハッカチョウよりも遥かに大型であり、額の冠羽や飛翔時の翼の白斑を持たない点で容易に識別できる。