### 特徴
道ばたや畑などに普通に生えるツル性の越年草で、ツルは20~50cm位伸びる。
複葉の先端は巻きひげになっていて、これで他の植物などに巻きつきながら自分の体を支えている。スズメノエンドウが集まって生えている場所では、お互いの巻きひげを絡ませて
支えあいながら茎を伸ばしていく。
葉の脇から長さ2~3cmの花枝を伸ばし、その先に3~7個の3~4mmの白色に近い淡紫色の花をつける。
葉は羽状複葉で、小葉は12~18個ある。葉先の巻きひげは葉が変化したもので、3~5本に枝分かれする。小葉は長さ5~15mm、幅1~3mmで先端は凹むか、鈍頭である。
豆果は毛が密生し、完熟すると黒色になる。種子は1つの豆果(さや)に2個入るのが普通である。
日本の本州~沖縄と、アジア、北アフリカ、ヨーロッパの暖温帯に分布する。
カラスノエンドウ同様、葉、茎、花をお浸しや炒め物にして食べることができる。
### 名前の由来
「雀の豌豆」ではなく「雀野豌豆(すずめ・の・えんどう)」の意味である。
カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)に対して全体に小さいことから、カラス(烏)に対してスズメ(雀)の名が冠されたとされる。
### 同定上のポイント
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カスマグサ:小葉は8~12個で先端が尖る。花は長さ約5mmで淡青色~淡紅紫色、旗弁に紫色の脈状の模様がある。果実は無毛で長さ10〜13mm、中に3~6個の種子が入る。スズメノエンドウは小葉が12~18個で先端が凹むか鈍頭になり、花は長さ3~4mmとより小さく、果実には毛が密生して中に種子が2個入る点で見分けられる。
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ヤハズエンドウ:花は長さ12~17mmと大型で鮮やかな紅紫色をしており、葉腋に1〜2個つく。果実は無毛で長さ3〜5cm、中に5〜10個の種子が入る。スズメノエンドウは花も果実もはるかに小さく、花枝の先に3〜7個の花を総状につけ、果実に毛が密生する点で容易に区別できる。