### 特徴
ツリガネニンジンは、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。日本全国の山野の日当たりの良い場所に自生し、秋に青紫色の釣鐘状の花を咲かせる。草丈は50cmから1mほどになり、茎は直立する。葉は互生し、卵形から披針形で縁には鋸歯がある。若芽や根は山菜として食用にされ、特に根は甘みがあり、薬用としても用いられることがある。
### 名前の由来
「ツリガネニンジン」という名前は、その特徴的な花の形と根の様子に由来する。花が下向きに咲く釣鐘のような形をしていることから「ツリガネ」と名付けられた。また、根が太く、朝鮮人参(オタネニンジン)の根に似ていること、あるいは食用になることから「ニンジン」と付け加えられたとされる。
### 同定上のポイント
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ソバナ ソバナもツリガネニンジンと同じキキョウ科ツリガネニンジン属の植物で、花が似ているため混同されやすい。ツリガネニンジンは、葉が卵形から披針形で縁に鋸歯があり、茎の先に花がまとまって総状花序を作るのに対し、ソバナは葉がより広卵形で、花がまばらにつく傾向がある点で区別できる。ツリガネニンジンの方が花序全体が密な印象を受けることが多い。
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ハクサンシャジン ハクサンシャジンは主に高山帯に生育する点でツリガネニンジンと区別できる。また、ハクサンシャジンは花冠の裂片がツリガネニンジンよりも深く切れ込み、花が密に集まって咲くことが多い。ツリガネニンジンは低山から里山に広く分布する。