### 特徴
クサボタンは、キンポウゲ科の多年草で日本をはじめとした東アジアに広く分布する。高さは50cmから1m程度に成長し、茎は直立して多数の枝を持つ。花期は夏から秋にかけてで、白や淡い紫色の小さな筒状の頭花を咲かせる。花は花弁がなく、花弁のように見えるのは4枚の萼片が合着して筒状になり、先端が少し開いたものである。花序は茎の先端や葉腋から出て円錐状になることが多い。葉は対生し、深く切れ込んだ形状をしており、光沢がある。果実は痩果で、花柱が長く伸びて羽毛状になり、熟すと白い綿毛の塊となる。日当たりの良い山地や野原、林縁などに生育する。
### 名前に関する情報
クサボタンの名前は、葉の形がボタン(牡丹)の葉に似ていることに由来しているとされている。ボタンの葉に比べて小型で、草本に属することから「クサボタン」と呼ばれている。この植物名は日本での古い呼び名であり、植物学的にはClematis stansという学名を持つ。
### 同定上のポイント
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フジボタンはクサボタンと似ているが、花色や葉の形状に微妙な違いがある。クサボタンの花は筒状の萼片が先端で僅かに開くのに対し、フジボタンは萼片がより大きく開いて平開する傾向がある。また、フジボタンの葉の切れ込みはクサボタンよりもやや深く、裂片が細い傾向がある。