### 特徴
日当たりのよい野原や堤防、草地、林縁などに生えるつる性の多年草である。
茎は細長く他の植物に絡みついて伸び、全体に細かい毛が生える。
葉は多数の小葉からなる偶数羽状複葉で、小葉は10〜12対あり、細長い披針形をしている。葉の先端は分枝する巻きひげとなって周囲のものに絡みつく。
初夏から夏にかけて、葉腋から長い花柄を伸ばし、総状花序をつくって青紫色の美しい蝶形花を多数、一方向に偏って密に咲かせる。花後にできる果実は長さ2cm前後の扁平な豆果で、中に数個の種子が入る。
### 名前の由来
つるの様子や青紫色の花がフジ(藤)に似ており、木本であるフジに対して草本であることから「草藤(クサフジ)」と名付けられた。
### 同定上のポイント
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ナヨクサフジ:ヨーロッパ原産の帰化植物で全体によく似るが、花冠の旗弁の立ち上がった部分(舷部)が基部の細い部分(爪部)よりも明らかに短い。これに対し、クサフジは旗弁の舷部と爪部がほぼ同じ長さである。
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ツルフジバカマ:クサフジに似るが、小葉の数が4〜8対(8〜16枚)とクサフジ(10〜12対)に比べて少なく、小葉自体の幅が広くて大きい。また、花の色が紅紫色を帯びることが多く、クサフジほど花が密に片寄ってつかない。