オゼヌマアザミ

特徴

キク科アザミ属の多年草。草丈は30cmから80cmほどで、尾瀬の湿原に自生する。葉は細長く、羽状に深裂せず、縁にまばらな鋸歯がある。茎や葉にはほとんど棘がなく、触れても痛くないのが特徴。

名前の由来

「オゼヌマ」は、本種が主に尾瀬の湿原(沼地)に生育することに由来する。「アザミ」は、キク科アザミ属の植物の総称であり、その多くが鋭い棘を持つことから「あざむ(欺く、驚かす)」が語源とする説や、「あざむ(傷つける)」が語源とする説などがある。

同定上のポイント

  • 花の色が白であること。日本に自生するアザミの多くは紫色だが、本種は例外的に白い花を咲かせる。
  • 葉が細長く、羽状に深く裂けないこと。また、葉や茎の棘がほとんど目立たないか、全くないこと。
  • 生育環境が湿原であること。特に尾瀬の湿原に限定して自生する。
  • ノアザミとの区別:ノアザミは花が紫色で、葉の鋸歯が鋭く、全体に棘が多い。
  • サワアザミとの区別:サワアザミも湿地に生えるが、花の色は紫色である。
  • タカアザミとの区別:タカアザミは高山帯に生え、花は紫色で、草丈が高くなる。

データ

項目キー
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学名Cirsium homolepis Nakai
キク目
キク科
別名
分類在来種
外来種備考
タイプ多年草
花の色紫紅色
開花時期7月~9月
備考尾瀬の湿原に生育する固有種。環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されている。

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