### 特徴
オオバノヨツバムグラは、アカネ科ヤエムグラ属に属する多年草である。茎は高さ30-80cmに達し、直立または斜めに伸び、四角形の稜には下向きの刺が密生する。葉は4枚が輪生しているように見えるが、実際には2枚の本来の葉と、それとほぼ同形同大に発達した2枚の托葉からなる。葉の形は広卵形から卵形で、長さ2-5cm、幅1-2.5cmと比較的大きく、先端は鈍形から鋭形である。葉の縁と裏面の主脈上には下向きの刺があるが、表面にはほとんど刺がない。
初夏から秋にかけて、茎の先端や葉腋から伸びる花序に、直径2-3mmほどの小さな白色の4弁花を多数咲かせる。花が終わると球形の果実をつけ、表面にはかぎ状の刺が密生しており、動物の毛や衣服に付着して散布される。山地の林縁や草地などに生育し、日本全国に分布する。
### 名前の由来
和名の「オオバノヨツバムグラ」は、その特徴的な見た目に由来する。「オオバノ」は、同じヤエムグラ属の他の「ヨツバムグラ」と比べて葉が大きく、幅広であることにちなむ。「ヨツバ」は、葉が4枚輪生しているように見えることに由来する(実際は2枚の葉と2枚の托葉)。「ムグラ」は、群がって生える様子や、果実の刺が衣服に絡みつきやすい性質を表す「からむぐら」が転訛したものと考えられている。
### 同定上のポイント
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ヨツバムグラ**: オオバノヨツバムグラは葉が広卵形から卵形で、幅が広く、長さも2-5cmと大きい。葉の表面にはほとんど刺がなく、縁と裏面の脈上にのみ刺がある。これに対し、ヨツバムグラの葉は披針形から倒披針形で、幅が狭く、長さも1-3cmと小ぶりである。また、ヨツバムグラの葉は表面にもまばらに刺があることが多い点で区別できる。
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クルマムグラ**: オオバノヨツバムグラの葉は4枚輪生に見えるが、クルマムグラは葉が6-8枚輪生に見える点で明確に区別できる。クルマムグラの葉は倒披針形から楕円形で、縁に下向きの刺がある。