### 特徴
ユリ科ウバユリ属の多年草である。草丈は1mから2mにもなる大型の植物で、山地の林床や林縁に自生する。花期は夏から秋にかけてで、茎の先端に数個から十数個の淡黄緑色の花を横向きまたは下向きにつける。花はラッパ状で、独特の甘い香りを持つ。葉は広卵形で、根生葉はロゼット状に広がり、茎葉は互生する。花が咲くまでに数年かかり、開花後には枯れる一回結実性植物である。種子には広い翼があり、風に乗って散布される。球根は食用となり、古くから利用されてきた。
### 名前の由来
「姥百合」と書く。花が咲く時期に、根生葉が枯れてなくなることが多いため、歯(葉)のない老婆に見立てて名付けられたという説が有力である。「姥」は「老いた女性」を意味し、花が咲く頃には葉が落ちることから、まるで老婆が歯を失ったかのように見えることに由来するとされる。
### 同定上のポイント
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オオウバユリ - ウバユリは花がやや細長く、茎に互生する葉が小型で、花が咲く頃には根生葉が枯れていることが多い。一方、オオウバユリは花が大きく筒状で、茎葉も大型であり、開花時にも根生葉が残っていることが多い。また、オオウバユリは北海道から本州中部以北の日本海側に分布するのに対し、ウバユリは本州、四国、九州の太平洋側に広く分布する傾向がある。
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ヒメウバユリ - ウバユリは草丈が1m以上になり、花を数個から十数個つけるのに対し、ヒメウバユリは草丈が30-70cm程度と小型で、花を1-数個しかつけない点で区別できる。また、ヒメウバユリの葉はウバユリよりも細長い傾向がある。