ムラサキミミカキグサ

ムラサキミミカキグサ

第2湿原

### 特徴
日当たりの良い湿地や湿原に生育するタヌキモ科タヌキモ属の一年草(または多年草)の食虫植物である。
地下茎や根に小さな捕虫嚢を持ち、ミジンコなどの微小な水中生物や土壌生物を捕食して栄養分を補う。
葉はへら形で非常に小さく、地面を這うように広がるが目立たない。
夏から秋にかけて細い花茎を数センチから十数センチほど伸ばし、淡い青紫色の小さな唇形花を数個咲かせる。
花の下部には「距(きょ)」と呼ばれる突起が下向きに伸びる。
### 名前の由来
果実期に実を包む萼片の形が生薬や日用品の「耳かき(耳掻き)」の先端部に似ており、同属のミミカキグサが黄色の花を咲かせるのに対して、本種は紫色の花を咲かせることに由来する。
### 同定上のポイント
- ホザキノミミカキグサ:同じく紫色の花を咲かせるが、花茎に沿って花が密に穂状につき、距が下方ではなく前方に向かって斜めに突き出す点で、花数がまばらで距が下を向くムラサキミミカキグサと区別できる。
- ヒナミミカキグサ:花色は紫色で似ているが、草丈が数センチ程度と全体に極めて小型で、花茎につく花数が通常1〜2個と少なく、距が花冠の下唇よりも短い点で区別できる。
- ミミカキグサ:花後のがくの形はよく似ているが、鮮やかな黄色の花を咲かせるため、開花期であれば花色で容易に区別できる。

データ

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学名Utricularia uliginosa Vahl
シソ目
タヌキモ科
別名
分類在来種
外来種備考
タイプ1年草
花の色淡紫色、青紫色
開花時期8月~10月
備考環境省レッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。

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