タカサゴユリ

特徴

種子を多くつけ、風で運ばれて分布を拡げる。もともと観賞用植物として導入され、近年は道路沿いなど日当たりの良い場所で野生化している個体をよく見かける。
 在来種のササユリとは開花期がずれるので交雑はしないが、南方系のテッポウユリとは交雑し種間雑種をつくる。シンテッポウユリはタカサゴユリとテッポウユリの交配により日本で1951年に作られた園芸種。

名前の由来

台湾を意味する古称である高砂国に由来する。

同定上のポイント

  • タカサゴユリはテッポウユリに似るが、茎が比較的太く丈夫で、丈が 1.5m ほどに生長するものもある。また葉が細く線形~狭披針形、長さ2.5~15㎝、幅4~13㎜。
  • テッポウユリ Lilium longiflorum は高さ50~100(150)㎝程度、花が純白で、基部が緑色を帯び、葉幅が 6.6~18.3(30)㎜と広い。
  • 典型的なタカサゴユリは花弁の外側が紫を帯びるようだか、白色もある。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 単子葉類 (Monocots) ➔ ユリ目 ➔ ユリ科
学名Taiwanese lily
ユリ目
ユリ科
別名
分類外来種
外来種備考1923年~1937年の間に渡来
タイプ多年草
花の色
開花時期
備考

掲示板

  • 現在見られるものは、シンテッポウユリと以前から帰化していたタカサゴユリが自然交雑したものが大部分と考えられています。タカサゴユリの形質が強く現れるものからシンテッポウユリの形質が強く現れるものまで多様で、DNAを調べないとよくわからない状態といわれています。それで、最近は純粋なタカサゴユリはほとんど残っていないと考えられることから、交雑種を含めてすべてをシンテッポウユリと呼ぶようになってきています。
    タカサゴユリとシンテッポウユリの本来の特徴(同定上のポイント)とされるのは、次の通りです。
    【タカサゴユリ】
    (花):基部や外側にくすんだ紫色の筋が入る、(葉の幅):広い 4~13mm、(高さ):低い 60cm以下
    【シンテッポウユリ】
    (花):紫色の筋がない、(葉の幅):細い 2~7mm、(高さ):高い 60cm以上
    写真の植物は、タカサゴユリの形質が強く現れているように見えます。
    (shibashiba 2022-02-05 00:38:35)