シダレウメ

### 特徴
シダレウメは、バラ科サクラ属に属するウメの園芸品種であり、その最大の特徴は、細く長く伸びた枝がしなやかに垂れ下がる優美な樹形である。
早春のまだ寒さの残る2月から3月にかけて、他の多くの花に先駆けて開花し、あたりに甘く上品な芳香を漂わせる。
花は一重咲きから八重咲きまで多様で、花色も白、淡紅色、濃紅色など非常に多彩である。
葉は互生し、卵形から広卵形で、縁には細かい鋸歯がある。
樹皮は灰褐色で、ややざらついた質感を持つ。
観賞価値が高く、庭木や公園樹、盆栽としても広く親しまれている。
### 名前の由来
「シダレウメ」という名前は、その特徴的な樹形に由来する。
「シダレ」は、枝が細く長く伸びて垂れ下がる様子を指し、この品種の最も際立った視覚的特徴を表現している。
「ウメ」は、中国原産のバラ科サクラ属の落葉小高木である「梅」を指す。
したがって、「シダレウメ」とは、「枝が垂れ下がる性質を持つウメ」という意味である。
### 同定上のポイント
- シダレザクラ - シダレウメは2月から3月にかけて開花するのに対し、シダレザクラは3月下旬から4月にかけて開花するため、花期が異なることで区別できる。
- シダレウメの花弁は丸みを帯びており、先端に切れ込みがないことが多いが、シダレザクラの花弁の先端にははっきりとした切れ込みがある。
- シダレウメは強い芳香を放つが、シダレザクラの香りはごく弱いか、ほとんど感じられない。
- シダレモモ - シダレウメは2月から3月に開花するのに対し、シダレモモは3月下旬から4月にかけて開花するため、花期が異なることで区別できる。
- シダレウメの花は花柄がほとんどなく枝に直接つくように見えるが、シダレモモの花には短い花柄がある。
- シダレウメの萼片は開花後も反り返らずに花弁を包むように残るが、シダレモモの萼片は開花時に反り返る特徴がある。

データ

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学名Prunus mume Siebold et Zucc. ’Pendula’
バラ目
バラ科
別名なし
分類園芸種
外来種備考なし
タイプ多年草
花の色白、ピンク、紅
開花時期2月~3月
備考

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