特徴
落葉の高木で高さは15mになり、山地の谷筋によく生えている。
日本の本州(東北地方南部以南)~沖縄と、朝鮮半島、中国に分布する。
花は5月~7月に咲き、白い花びらのように見えるのは総苞片。総苞片の中心に、淡黄緑色の小さな花を20~30個密集してつける。個々の小花は直径5mmほどで雌しべ(花柱)が1本、雄しべが4本、「花被片」と呼ばれる小さな花弁のようなものが4枚ある。
花は北アメリカ原産のハナミズキとよく似ているが、ハナミズキの総苞片の先がくぼんでいるのに対し、ヤマボウシはとがっているので簡単に見分けることができる。
果実は直径1~2cmほどの集合果で長い柄に垂れ下がり、9月~10月に赤く熟し、甘くて食べることができる。
葉は、秋にピンク、赤、時には紫に近い紅色に色付くが、寒暖差が乏しい都市部ではあまり綺麗に紅葉しない。
花がきれいなので、庭園樹、公園樹、街路樹として植えられている。
材は堅くて割れにくいので、木づちの頭として利用される。
名前の由来
頭状の花序を僧兵の頭に、総苞片を白い頭巾に見立てて名づけられたといわれる。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Cornus kousa Buerger ex Hance subsp. kousa
- 目 : ミズキ目
- 科 : ミズキ科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- 葉のつき方 : 対生
- タイプ : 落葉広葉
- 樹高 : 高木
- 花の色 : 淡黄緑色
- 開花時期 : 5月~7月