特徴
中国南西部原産の常緑小高木で、高さは6~10mになる。野生種は古代に日本に持ち込まれたと考えられているが、種が大きく果肉が薄いため果樹としての価値はほとんど無いといわれる。野生種は、太平洋側では関東地方以西、日本海側では石川県以西に自生する。
栽培品種は、江戸時代末期に渡来した。果樹として栽培され、本州南西部、四国、九州で野生化している。
江戸時代に、寺の僧侶が檀家の人々に中国から伝わったビワの葉療法を行ったため、寺にはビワの木が多いといわれている。
花は11月~1月に咲き、自家受粉をするが、冬の日が当たる暖かい日にはハエやハナアブの仲間の昆虫が花を訪れて花粉を運ぶ。
「枇杷の花」や「枇杷咲く」という言葉は、俳句の初冬の季語となっている。
果実は5月~6月に熟し、果物として食べられている。
材は堅くて粘り強いことから、昔から杖や木刀の材料として利用されてきた。
名前の由来
実の形が楽器の琵琶に似ているからとされる。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.
- 目 : バラ目
- 科 : バラ科
- 別名 :
- 分類 : 外来種
- 外来種備考 : 中国南西部原産:(野生種)古代に渡来、(栽培品種)江戸時代末期に渡来
- 葉のつき方 : 互生
- タイプ : 常緑広葉
- 樹高 : 小高木
- 花の色 : 白色
- 開花時期 : 11月~1月