特徴
地中海沿岸原産で明治初年に渡来した。日露戦争の戦勝記念として東京の日比谷公園に植栽されて各地に広まった。
常緑の小高木で、高さは9~12mになり、株立ちすることも多い。庭木や公園樹として植えられている。
萌芽力が強く、海岸や屋上などの条件が悪いところでも丈夫に育ち、日本では関東地方から九州までの範囲で植栽される。
葉身は長さ5~12cm の狭長楕円形で、濃緑色の革質で光沢があり、葉縁は波打つ。
花期は4~5月で、葉腋に短い花柄を出して、その先端に黄白色の小花を群がって咲かせる。
雌雄異株で、日本の株は、ほとんどが雄株である。
果実は直径1 cmほどの球形で、10月頃に黒紫色に熟し香りがある。
葉は、香辛料(スパイス)として煮込み料理の香味づけに使われる。刈り取った葉を陰干ししたものが月桂葉(イギリス:ローレル、フランス:ローリエ)である。他に、葉や実は薬用としても利用される。
名前の由来
英語名の Noble Laurel(ギリシア神話の聖なる木)を、中国の月に生えている切ってもすぐに再生する桂の木の伝説と同一視し、月桂樹と名づけたといわれる。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Laurus nobilis L.
- 目 : クスノキ目
- 科 : クスノキ科
- 別名 : ローレル
- 分類 : 外来種
- 外来種備考 : 地中海沿岸原産:明治初年に渡来
- 葉のつき方 : 互生
- タイプ : 常緑広葉
- 樹高 : 小高木
- 花の色 : 黄白色
- 開花時期 : 4月~5月