スイセン

特徴

葉は長さ20~40cm、幅8~15mmで、花茎は葉の高さと同程度。花茎の先に花を4~8個つける。
白花で副花冠が黄色のものが普通。副花冠は浅い杯形、花被の長さの1/2より短く(幅約10mm)、縁は波打たない。
地中海沿岸のものが、中国へ1300~1400年前に渡り、広がったものが日本に渡来したと考えられている。
関東地方以西の本州の暖地海岸に野生化したものが生えている。
全草にリコリンなどのアルカロイドを含む有毒植物で、葉がニラとよく似ているため、間違えて食べる食中毒の事故がよく起きている。

名前の由来

中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。
漢名の「水仙」は、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来し、水辺に育ち、仙人のように寿命が長く、清らかなという意味から名付けられたとされる。
属名である Narcissus という学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソス(ナルシス)に由来する。ギリシャ神話によれば、ニンフのエコーは愛する美少年ナルキッソス(Narcissos)に振り向いてもらうことができなかったので痩せ細り、声だけの存在になってしまう。エコーを哀れんだ女神ネメシスは、池に映った自らの姿に心酔しているナルキッソスをスイセンの花にしたという。

同定上のポイント

  • スイセン
    花茎に花を4~8個つける
    副花冠は浅い杯形で、縁は波打たない
  • ラッパスイセン
    花茎に花を1個つける
    副花冠は筒状で、先はフレアー状に広がり、しわがある

データ

  • 学名 : Narcissus tazetta L. var. chinensis M.Roem.
  • 目 : キジカクシ目
  • 科 : ヒガンバナ科
  • 別名 : ニホンスイセン、ニホンズイセン
  • 分類 : 外来種
  • 外来種備考 : 地中海沿岸原産:平安時代末期~室町i時代に渡来
  • タイプ : 多年草
  • 花の色 : 白
  • 開花時期 : 12月~3月
  • 備考 :

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