### 特徴
本州(東北地方南部以南)から四国、九州、沖縄の海岸沿いに自生する常緑低木〜小高木。潮風や乾燥、大気汚染に強く、刈り込みにも耐えるため、公園樹や道路の分離帯、生垣などに広く植栽されている。
樹高は1〜4mほどになる。葉は厚い革質で光沢があり、互生するが枝先に集まって輪生状につく。葉身は長楕円形または倒卵状長楕円形で、縁にはまばらで浅い鈍鋸歯がある。葉柄はやや赤みを帯びることが多い。
花期は5月頃。枝先に円錐花序を出し、白または淡紅色の5弁花を多数咲かせる。花はウメの花に似ており、ほのかな芳香がある。
果実は球形のナシ状果(液果状)で、秋から初冬にかけて黒紫色に熟し、表面に白い粉をかぶる。
### 名前の由来
「車輪梅」。葉が車輪のようにつき、花が梅のようだから。
### 同定上のポイント
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トベラ:枝先に葉が集まる樹形や海岸に生える点が似るが、トベラの葉は鋸歯のない全縁で、縁が裏側に強く反り返る。また、果実は熟すと3裂して赤い粘着性の種子を露出する。
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シャシャンボ:葉の質感や黒紫色の果実が似るが、シャシャンボは葉先が鋭く尖り、縁の鋸歯が細かく尖る。また、夏に咲く花は壺形(釣鐘形)である。
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マルバシャリンバイ:シャリンバイの変種であり、自生地や形態が極めて似るが、葉がより幅広の円形〜倒卵円形で、先端が丸みを帯びる。