### 特徴
ヨーロッパ原産の多年草で、ウォーターミントと
オランダハッカ(スペアミント)の自然交雑によって生じたとされる。ペパーミントの名でも広く親しまれ、世界各地で香料や薬用として栽培されているほか、逸出して野生化している。
草丈は30〜90cmほどになり、四角い茎は直立して枝分かれし、しばしば紫色を帯びる。地下茎を旺盛に伸ばして急速に群落を広げる。葉は対生し、長さ3〜9cmの卵形から長楕円形で、縁には鋭い鋸歯があり、明瞭な葉柄を持つ。
花期は8〜10月で、茎頂に長さ数cmの円柱状の穂状花序を形成し、淡紫色から白色の小さな唇形花を密につける。植物体全体にメントールを主成分とする強い清涼感のある芳香を持つ。
### 名前の由来
葉を噛むとコショウ(胡椒)のようなピリッとした刺激的な辛みと強い清涼感があるハッカ(薄荷)であることに由来する。英名の「ペパーミント(Peppermint)」を直訳した和名である。
### 同定上のポイント
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オランダハッカ: 葉にほとんど柄がなく茎を抱くようにつくのに対し、コショウハッカには明瞭な葉柄がある。また、オランダハッカは甘みのある香り(カルボン香)がするのに対し、コショウハッカは刺激の強いメントール臭を持つ。
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ハッカ: 花が葉の付け根(葉腋)に節ごとに離れて輪生状につくのに対し、コショウハッカは茎の先端にまとまって円柱状の穂状花序をつくる点で容易に区別できる。