### 特徴
コギク(小菊)は、キク科キク属に分類される植物のうち、花径が3センチメートル以下の小ぶりな頭花を咲かせる栽培品種群の総称である。多年草であり、草丈は30センチメートルから100センチメートルほどに達する。
茎は立ち上がり、上部でよく分枝して多数の花をつける。葉は互生し、羽状に深裂してキク特有の芳香をもつ。開花期は秋を中心に品種によって夏から冬まで幅広く、白、黄、赤、ピンク、紫など多彩な花色の頭花を密につける。非常に丈夫で耐寒性や耐暑性に優れ、観賞用や仏花、切花として広く栽培されている。
### 名前の由来
一般的な「キク(菊)」の中で、咲かせる花(頭花)のサイズが小さく可愛らしいことに由来する。
### 同定上のポイント
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ノジギク:主に西日本の沿岸部に自生する野生種で、頭花は白色の舌状花をもつ。コギクは栽培種であり、黄色や赤色など花色が多様である点や、自生しない点で区別できる。
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リュウノウギク:山野に自生する野生種で、葉を揉むと竜脳(樟脳に似た香り)の強い清涼感が漂う。コギクは花色が豊富で八重咲き品種も多く、葉の香りも異なる。
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イソギク:葉の裏面に白毛が密生して縁が白く見え、舌状花を欠いて黄色の筒状花のみを咲かせる。コギクは舌状花が発達し、葉の縁が白く目立つことはない。