特徴
川や池の土手、農耕地、芝生地などの背の低い草地に生える多年草で、花茎の高さは10~15cmになる。
花は3月~5月に咲き、自家受粉はしない。
花の後にできた種は風で運ばれて地面に落ち、秋になって発芽する。
種についている綿毛は、晴れた乾燥した日は開いて種が風で飛びやすくなり、雨で湿った日は閉じて風で飛びにくくなる。
カンサイタンポポなどの在来のタンポポの種子は、地面に落ちてもすぐには発芽せず休眠する特性を持っている。休眠後、秋になって多くの植物の地上部が枯れた頃に発芽するので、草の茂る場所でも繁殖していくことができる。
一方、セイヨウタンポポはほぼ一年中種子をつけるが、種子は休眠せず地上に落ちるとすぐに発芽するため、草の茂る場所へはあまり侵入できない。
葉は、切れ込みの大きいものから、あまり切れ込みのないものまで変化に富んでいる。
日本の本州(近畿地方、中国地方)、四国、九州(まれ)と朝鮮半島に分布する。中国地方の広島県以西と四国の愛媛県以西、紀伊半島の田辺市以南では少ないといわれる。
若い葉は、生でサラダに混ぜたり、天ぷらにして食べることができる。根はゴボウのような直根で、キンピラにして食べることができる。また、根を細かく刻んで乾燥させたものを粉に挽き、フライパンで乾煎りしたものは「タンポポコーヒー」として飲まれている。
名前の由来
日本在来のタンポポのうち、関西地方に生える代表的なタンポポであることから。
同定上のポイント
- 総苞外片(萼のように見えるもの)が反り返らない。
セイヨウタンポポの総苞外片は反り返る
- 総苞外片が内片の1/2より短い。
近畿地方に分布し黄色い花をつけるよく似たヤマザトタンポポは、総苞外片が内片の1/2より長い。
- 近畿以西に分布
- 春以外は花を咲かせない。
セイヨウタンポポは1年中花を咲かせる。
データ
- 学名 : Taraxacum japonicum Koidz.
- 目 : キク目
- 科 : キク科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- タイプ : 多年草
- 花の色 : 黄色
- 開花時期 : 3月~5月
- 備考 :