特徴
道端や舗装されていない農道などに生える多年草で、花茎の高さは10~30cmになる。
茎の先の生長点が地表面付近にあることから人や動物の踏みつけに強く、人がよく通るところに生えている。しかし、踏みつけがあまり行われない場所では、他の植物との競争に負けてしまう。
花は、花粉が風で運ばれる風媒花。
雄しべが先に成熟し、雄しべがしおれてから雌しべが成熟して自家受粉を防いでいる。
種子は雨などに濡れるとゼリー状の粘液を出し、動物や人にくっついて遠くに運ばれる。
神社やお寺の境内には小型のオオバコがよく生えているが、種類としては普通のオオバコと同じ。これを養分や水を十分に与えて栽培しても小さいままで、小型という遺伝的な形質が固定されていると考えられている。
日本の北海道~沖縄と、朝鮮半島、中国、台湾、ロシア(サハリン、シベリア東部)、マレーシア、ミャンマー、インドネシアなどに分布する。
若い葉はクセがないので、おひたし、和え物、油炒め、天ぷらなどで食べることができ、葉を乾燥したものは健康茶として利用されている。
歌道師範家として名高い京都の冷泉家に残る「春の七草」を描いた掛け軸には、「仏の座」としてコオニタビラコではなくオオバコが描かれている。「春の七草」が実際にどの植物を指すかは古い時代から変わってきており、当時は葉が地面に平たく張り付き薬草としても食べられていたオオバコが「仏の座」とされていたと思われる。
名前の由来
同定上のポイント
データ
- 学名 : Plantago asiatica L.
- 目 : シソ目
- 科 : オオバコ科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- タイプ : 多年草
- 花の色 :
- 開花時期 : 4月~9月
- 備考 :