### 特徴
北アメリカ原産の一年草で、高さは30~80cmになり、道端、荒地、河川敷などに生えている。
日本への侵入は1951年に兵庫県尼崎市で確認されたのが最初で、日本全土に帰化している。
茎は直立し、普通、上部で多数、分枝し、ほとんど毛がない。
葉は互生し、卵形又は菱形、薄い緑色で、柔らかく厚さが薄い。葉の幅は、他のイヌホオズキの仲間よりやや狭い。
花は5月~11月に咲き、1つの房に2~5個が花軸の先端に集まってつく。花冠は5個の細い裂片が星形をなし、直径は9~15mm程度、白色~淡紫色で、5裂する。秋の後半になってくると濃い紫色の花が見られるようになる。
果実は初め緑色で、黒紫色に変わる。緑色のものと黒紫色のものが入り混じって着いていることもある。成果の直径は5~9mm。果肉には、4~10個の小さな球状顆粒がある。
全草にソラニンを含む有毒植物である。
### 名前の由来
和名の「アメリカ」は、北アメリカ原産であることに由来する。
「イヌホオズキ」は、ナス科イヌホオズキ属の植物であることを示す。
「イヌ」は、食用にならない、役に立たないといった意味合いで付けられることが多く、実がホオズキに似ているがホオズキのように観賞用や食用にはならないことから名付けられたとされる。
### 同定上のポイント
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イヌホオズキは、花序に4~12個の花が並ぶようにずれてつき、アメリカイヌホオズキよりも花の数が多い傾向がある。果実には光沢がなく、果肉中に球状顆粒がない点でアメリカイヌホオズキと異なる。葉の裏には屈毛がある。
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オオイヌホオズキは、花序に3~8個の花が花軸の先端に集まってつくが、花数が多いときは1~2個が離れてつくことがある。アメリカイヌホオズキと同様に果実の光沢はやや鈍く、果肉中の球状顆粒も4~12個と数が近い。しかし、葉の裏には屈毛があり、脈上に屈毛が多い点でアメリカイヌホオズキよりも毛が多い。
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テリミノイヌホオズキは、花序に3~12個の花がつき、花軸の先端に集まってつく場合と、少しずれてつく場合がある。アメリカイヌホオズキと最も異なる点は、果実の光沢が強いことである。果肉中の球状顆粒は0~5個と、アメリカイヌホオズキよりも少ない傾向がある。葉の裏には屈毛があり、脈上に屈毛が多い。