ヤナギタデ

特徴

茎は高さ30〜80cmになる一年草で、水辺や湿地、溝のふちなどに群生する。茎は無毛で、基部は横に這い、上部は斜め上または直立して分枝する。葉は互生し、長さ5〜10cmの披針形で、ヤナギの葉のように細長い。葉身には腺点があり、噛むと舌を刺すような強い辛みがあるのが最大の特徴である。夏から秋にかけて、枝先に長さ5〜10cmの細長い穂状の花序を出し、淡緑色から淡紅色の小さな花をまばらにつける。花序の先端は重みで垂れ下がることが多い。

名前の由来

葉がヤナギのように細長く、タデ科の植物であることに由来する。古くから香辛料として利用されており、辛みのない他のタデ類(イヌタデなど)に対して、本種は「真のタデ」という意味で「マタデ(真蓼)」や「ホンタデ(本蓼)」とも呼ばれる。「タデ食う虫も好き好き」のタデは本種を指す。

同定上のポイント

  • 葉を噛むと、非常に強い辛みがあること。
  • 葉身に腺点があり、光に透かして見ると斑点状に見えること。
  • 花序が細長く、まばらに花をつけ、先端が垂れ下がること。
  • ボントクタデとの見分け方として、ボントクタデは葉に辛みがなく、葉の中央部に黒い斑紋があることが多い。また、花被の腺点が本種ほど目立たない。
  • サナエタデとの見分け方として、サナエタデは葉に辛みがなく、茎の節が著しく膨らむ。また、花序が太く直立する傾向がある。

写真一覧

10

掲示板