### 特徴
バラ科キジムシロ属の多年草である。早春から初夏にかけて、鮮やかな黄色の5弁花を咲かせる。根元から3枚の小葉からなる3出複葉の葉を出し、葉の縁には粗い鋸歯がある。花後に細長い匍匐枝を伸ばし、その先に新しい株を作って増える性質を持つ。日当たりの良い草地や道端、土手などに生育し、しばしば群生する。
### 名前の由来
「ミツバ」は、葉が3枚の小葉から構成される3出複葉であることに由来する。「ツチグリ」は、同じキジムシロ属に属する植物で、根茎が肥厚して栗に似る種があることにちなんで名付けられたとされている。ミツバツチグリ自身の根茎は特に肥厚しないが、同属の代表的な種からの連想でこの名がつけられたと考えられている。
### 同定上のポイント
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キジムシロ:キジムシロは小葉が5~7枚の羽状複葉であるのに対し、ミツバツチグリは3枚の小葉からなる3出複葉である点で明確に区別できる。
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ミツバキジムシロ:両種ともに3出複葉であるが、ミツバツチグリが花後に匍匐枝を伸ばして増えるのに対し、ミツバキジムシロは匍匐枝を出さない。また、ミツバキジムシロの小葉はミツバツチグリよりも鋸歯が深く、基部近くまで切れ込む傾向がある。
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エチゴキジムシロ:ミツバツチグリと同様に3出複葉であるが、エチゴキジムシロは匍匐枝を出さない。また、小葉の側脈が葉縁に達する点でミツバツチグリと異なる。