### 特徴
タデ科タデ属の一年草で、道端や畑地、荒れ地など、日当たりの良い身近な場所に広く生育する。
草丈は20~50cm程度に達する。
葉は互生し、披針形から卵状披針形で、両端が尖る。葉の基部には筒状の托葉鞘(たくようしょう)がある。
夏から秋にかけて(7月から11月頃)、茎の先端や葉腋から細長い穂状花序を出し、淡紅色から白色の小さな花をまばらにつける。
花被は5深裂し、雄しべは通常8本である。
全体に毛がなく、滑らかな質感を持つことが特徴である。
### 名前の由来
「ハナタデ」という名前は、「花が美しいタデ」という意味合いでつけられたと考えられている。
他のタデ属の植物と比べて、花穂が長く、比較的多くの花が咲くため、花が目立つことからこの名がついたとされる。
### 同定上のポイント
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イヌタデ ハナタデは全体に毛がなく、滑らかな茎や葉を持つ。花序は細長く、花はまばらにつく。
一方、イヌタデは茎や葉に細かい毛が多く、花序はやや短く、花が密につく。
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ボントクタデ ハナタデの花被片には腺点がない。また、葉に黒い斑点が生じることはない。
ボントクタデは、花被片に黄色の腺点があり、ルーペなどで確認できる。葉に逆V字形の黒い斑点があることが多い。
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サクラタデ ハナタデは一年草であり、花は小さく、雄しべは花被の中に収まっている。
サクラタデは多年草で地下茎を持ち、花はハナタデよりも大きく、雄しべが花被の外に突き出る特徴がある。また、湿地に生育することが多い。