特徴
落葉の高木で高さは10mほどになり、川岸や荒れ地によく生えている。
日本の本州~沖縄と、朝鮮半島、中国南部、台湾、南アジア、インド、イラン北部に分布する。
花は、6月~7月に咲く。小枝の先から花柄を出して、淡紅色の花が10~20個集まって頭状花序のようにつき、暑い日中を避けて夕方に開き、翌日にはしぼむ。花冠は細い筒状で、ほとんど目立たない緑色で短く、上部が5裂する。そこから先の雄しべの花糸は淡紅色で長く、花の外にたくさん突き出て目立つ。香りは桃のように甘い。
葉は大型の2回偶数羽状複葉で、20~40片の小葉をつけ、朝は小葉が開いて夜に閉じることを繰り返す。
果実は豆果で、広線形で細長く扁平で、10~12月に褐色に熟す。サヤは長さ10~15cmの長楕円形で、中に長さ10~15mmの楕円形の種子が10~15個ほど入っている。
他のマメ科の植物と同様に根に根粒菌が共生し、空気中の窒素を養分として利用できるため、やせ地でもよく育つ。
街路樹として利用されるほか、塩害に強いことから海岸線の防風林として利用されてきた。
名前の由来
葉は夜になると閉じて垂れ下がり、眠っているように見えることから「眠りの木」と呼ばれ、これからネムノキという名前になった。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Albizia julibrissin Durazz.
- 目 : マメ目
- 科 : マメ科
- 別名 : ネム
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- 葉のつき方 : 互生
- タイプ : 落葉広葉
- 樹高 : 高木
- 花の色 : 淡紅色
- 開花時期 : 6月~7月