特徴
シソ科シソ属の一年草で、アカジソの変種とされる。茎は断面が四角形で直立し、高さは40〜100cmほどになる。葉は対生し、広卵形で先端が尖り、縁には鋭い鋸歯がある。葉の両面ともに緑色で、独特の芳香があるのが最大の特徴である。夏から秋にかけて、茎の先や葉腋から総状花序を出し、白色または淡紫色の小さな唇形花を多数咲かせる。
名前の由来
全体が緑色(古語で青)であるシソという意味。シソ(紫蘇)の名は、中国でカニを食べて食中毒を起こした若者に紫色のシソの葉を飲ませたところ、蘇ったという伝承に由来する。本種はその基本種とされるアカジソに対して、葉が緑色であることを強調して「アオジソ(青紫蘇)」と呼ばれる。また、料理の彩りとして使われることから、市場では「大葉(おおば)」という名称で広く流通している。
同定上のポイント
- 全体が緑色で、葉や茎に赤紫色の色素(アントシアニン)を欠く点でアカジソと区別できる
- 葉に強い芳香がある点で、香りがほとんどない野草のイヌジソやヒメジソと見分けられる
- イヌジソは茎に下向きの毛が密生し、葉の鋸歯が本種より少なく、芳香がない
- ヒメジソは茎に毛が少なく、葉の鋸歯がさらに少なく(片側で3〜6個程度)、芳香がない