### 特徴
湿地や水辺に自生するドクダミ科の多年草である。草丈は30cmから80cmほどになり、茎は直立する。葉は互生し、ハート形または卵形で先が尖る。初夏から夏にかけて、細長い穂状の花序をつけ、小さな白い花を密生させる。この時期に、花序のすぐ下の数枚の葉が、まるで白い花びらのように白く変色するのが最大の特徴である。この白い部分は花ではなく、葉が光合成を補助するために虫を誘引する役割を持つと考えられている。秋には葉が赤紫色に紅葉することもある。
### 名前の由来
「半夏生」と表記されることが多いが、「半化粧」と書かれることもある。名前の由来は、夏至から数えて11日目にあたる雑節「半夏生(はんげしょう)」の頃に、葉の一部が白く化粧をしたように見えることにちなむとされている。白い部分は葉の一部であり、花ではないことから「半化粧」とも呼ばれるようになった。
### 同定上のポイント
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ドクダミ - ドクダミもドクダミ科の植物であり、葉の形や草姿が似ているが、ドクダミの花は白い4枚の総苞片に囲まれているのに対し、ハンゲショウは花序の直下の葉が白く変色する点が大きく異なる。また、ドクダミは比較的乾燥した場所にも生育するが、ハンゲショウは湿地や水辺を好む。ドクダミの花序は太く短い円柱形であるのに対し、ハンゲショウは細長い穂状である。