### 特徴
つる性の多年草で、日当たりのよい藪や草地に普通に見られる。
他の植物やフェンスなどに巻きついて生育し、ツルは進行方向に左巻き。
夏に中心部が紅紫色の白い小花を咲かせる。
葉、茎、実を傷つけたりつぶしたりすると強い悪臭を放つ。
そのため、万葉集でも、屎葛(クソカズラ)という名で登場している。
かわいい花が咲くのにヘクソカズラという名ではかわいそうだということで、「サオトメカズラ」という呼び名も提唱されているが、あまり定着していない。
葉に光沢のあるヘクソカズラの海岸型の変種は、ハマサオトメカズラと名づけられている。
日本の北海道~沖縄と朝鮮半島、中国、台湾、フィリピン、インドシナ半島、インドに分布する。
### 名前の由来
「屁屎葛」
葉や実をつぶすと強い悪臭を放つことから。
別名のヤイトバナは、花の色合いがお灸を据えた跡のようなことから。
### 類似種
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ハマサオトメカズラ:主に海岸近くに生育し、葉が厚くて強い光沢があり、全体が無毛である点で、葉に光沢がなく微毛が生えるヘクソカズラと区別できる。
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ガガイモ:つる性で対生する心形の葉が似るが、茎や葉を傷つけると白い乳汁を出し、悪臭はない。また、花冠の内側に長い毛が密生する点でも異なる。