特徴

田のあぜや土手に生え、秋のお彼岸の時期に花を咲かせる。
花が枯れた10月中頃に葉を出し、緑を保ったまま冬を越し初夏に葉を枯らす。したがって、花の時期に葉はなく花茎のみが地中から伸びてくる。
中国の揚子江流域が原産地で、日本には稲作の渡来以前に食用として持ち込まれたと考えられており、北海道~沖縄と全国各地で見られる。
中国に自生する3倍体のヒガンバナのうちの1系統が日本に渡来しており、中国には2倍体のものも含めて多くの系統のものがある。
日本に生えているものは3倍体であるため、受粉しても種子ができず球根で増えており、分布は人里に限られている。
球根には多くのでんぷんが貯蔵されているが、約20種類のリコリン等の有毒成分(アルカロイド)を含んでいる。そのため、球根を細かく叩き潰して水でさらすことにより水溶性の有毒成分を除去し、デンプンを取り出して食用にされてきた。
目立つ花であるにもかかわらず日本の古い書物には名前が出てこず、江戸時代になって与謝蕪村の俳句に「曼珠沙華(まんずさげ)」として初めて名前が登場する。

名前の由来

秋の彼岸の時期に花を咲かせることから。
別名のマンジュシャゲという名は、仏典の法華経にでてくる真っ白で天人が雨のように降らせる天上の花をサンスクリット語で読んだものといわれているが、なぜヒガンバナにこの名が付けられたのかよくわかっていない。

同定上のポイント


データ

  • 学名 : Lycoris radiata (L’Hér.) Herb.
  • 目 : キジカクシ目
  • 科 : ヒガンバナ科
  • 別名 : マンジュシャゲ(曼珠沙華)
  • 分類 : 外来種
  • 外来種備考 : 有史以前に中国大陸から持ち込まれたと考えられている。
  • タイプ : 宿根草
  • 花の色 : 赤色
  • 開花時期 : 9月~10月
  • 備考 :

写真一覧

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